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とろ〜りとろけるこだわり豆腐がある
豆腐といえば京都…だけじゃない。尼崎にもすごい豆腐がある。製造小売店としては日本初の有機JAS認証を受けるほどの豆腐界のパイオニア。体に良くて美味しいものをと、伊豆大島産の天然のにがり、島根県弥栄村のやさか共同農場をはじめ国産有機大豆にこだわる。食べるとしっかりと豆の味がする。 そもそも、日本国内の大豆はほとんどが輸入に頼っており、国産はわずか2%。さらにその中の有機栽培というとその1%にも満たない。つまり0.02%の希少な数字を見ても、宮島庵のこだわりがうかがえる。 |
1953年、石川県出身の先代が尼崎で創業した宮島庵。 |
現在2代目の宮島義彦さんが31歳の時に、創業者である父が他界する。これを機に天然にがりを使った健康で体にいい豆腐づくりをはじめ、以来25年間変わらない味を、尼崎杭瀬のまちから提供している。地元への愛着も強く、昔ながらのちょっと固めの木綿豆腐には、尼崎ゆかりの近松門左衛門から「近松豆腐」と名づけた。
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最近の自信作は「湯葉豆腐」。濃厚でもっちりとしたくみ上げ湯葉が、
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豆腐本来の甘味と絡んで、口の中でトローッととろける。「酒持って来い!」的美味しさである。最近では「はなまるマーケット」で赤井英和さんにも紹介され、全国から注目が集まる。「本当に美味しくていいものを尼崎から発信していきたい」と社長はやる気まんまんだ。
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大豆の味が、口でとろける… 体にいいだけじゃなく、美味しい。 一貫したこだわりが宮島庵流
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「とにかく美味しかった」と審査員が満場一致で評価した。
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高級食材を食べ慣れているであろうグルメな彼らをうならせた近松豆腐と湯葉豆腐。「本物志向」「お取り寄せブーム」のなか、群雄割拠の豆腐業界にあっても、尼崎の味は胸を張って自慢できる−そう確信させるグランプリだ。
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三和本通商店街で開催したメイドインアマガサキショップではダントツの売れ行きを誇った。9日間の開催期間中、毎日買いに訪れるコアなリピーターまで生まれた。 ちょっとした「おもたせ」に使いたいアマの味。夏には冷奴(やっこ)、冬は湯豆腐、オールシーズン楽しめる。尼崎へのこだわり−近松豆腐の次は何豆腐が誕生するのか、今後の活躍にも期待したい。
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